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求人の掲載は一時停止と削除、どちらにすべきか

採用担当が辞めて応募に対応できる人がいない。とりあえず募集を止めよう、というところまでは決まった。ところが管理画面を開くと「掲載を一時停止する」と「原稿を削除する」が並んでいて、どちらを押せばいいのか分からない。押した後に何が起きるのかも書いていない。

この記事は、その1クリックの判断だけを扱います。一時停止と削除で、課金・掲載順位・過去の応募データ・原稿の再利用がどう変わるのかを並べ、再開の見込みから選ぶ基準を示します。あわせて、停止しても課金が続く契約形態の確認箇所と、有料媒体とは別に止める必要があるものも整理します。

一時停止と削除で変わる4つのこと

媒体によって呼び方も仕様も違いますが、おおまかには次のように整理できます。自社の媒体で同じとは限らないため、操作前に管理画面のヘルプか営業担当に確認してください。

項目一時停止(非公開)原稿の削除
応募者からの見え方検索結果に出なくなる。既に送られたメッセージは残ることが多い検索結果から消え、応募者側の履歴からも辿れなくなる場合がある
課金契約形態による。期間保証型は停止中も消化が進むことが多い期間契約の場合、残期間の返金はないことが多い
掲載順位・評価再開時に新着扱いに戻らず、停止前の状態を引き継ぐ場合がある再登録は新規原稿の扱いになり、審査が入ることがある
過去の応募データ管理画面に残ることが多い原稿に紐づく応募履歴ごと見えなくなる場合がある
原稿の再利用そのまま再開できるコピーが残っていなければ作り直しになる

最も戻しにくいのは原稿と応募データです。課金は契約の話なので後から調整の余地がありますが、削除した原稿と、その原稿に紐づいていた応募者の履歴は、管理画面から取り出せなくなることがあります。迷った段階では、まず止めるだけにしておくほうが選択肢が残ります。

停止しても課金が止まるとは限らない

「掲載を止めたのに請求が来た」という相談は珍しくありません。課金の仕組みが契約形態ごとに違うためです。確認する場所は次の3つです。

  • 契約書または申込書の「掲載期間」欄。4週間・8週間といった期間保証型なら、非公開にしても期間そのものは進みます。停止=費用の節約にはなりません
  • 年間契約・掲載枠(パック)型かどうか。枠を1本消化した扱いのまま、停止で寝かせているだけという状態があります
  • クリック課金・応募課金型かどうか。この形態は掲載を止めない限り費用が発生し続けます。止め方はクリック課金型の求人が課金され続けているときの止め方に手順をまとめています

代理店経由で出稿している場合、管理画面の操作権限が代理店側にしかないことがあります。その場合は自社で押せるボタンがないので、停止の依頼と、停止日以降の請求がどうなるかをメールで確認し、文面を残しておくと後の精算で揉めにくくなります。

再開の見込みから選ぶ

判断の軸は「いつ再開するか読めるか」と「その職種をこれからも採るか」の2つです。

自社の状況推奨理由
後任や代行の目途があり、1〜2ヶ月で再開できそう一時停止原稿と応募履歴を温存でき、再開が操作だけで済む
再開時期がまったく読めないが、採用自体はやめない一時停止+契約更新の停止掲載は止め、次の更新だけ止めて費用を切る
その職種の募集を取り下げる(欠員が別の形で埋まった等)削除残しておくと誤って再公開される、応募が届き続ける
原稿の内容が古く、どのみち作り直す削除の前に原稿を保存本文・給与欄・写真を控えてから消す

削除を選ぶ場合でも、押す前に原稿の全文をコピーしてWordかテキストファイルに保存し、掲載画面のスクリーンショットを撮っておいてください。写真や動画の元データが社内にないケースは多く、消した後に同じものを再現できなくなります。

有料媒体を止めても、応募は別経路から届く

有料媒体の掲載を止めると「これで止まった」と思いがちですが、実際にはいくつかの経路が生き残ります。採用担当が退職した会社では、前任者が出した無料の掲載面が誰にも把握されていないことがよくあります。

  • ハローワーク求人(有効期限内は紹介が続き、紹介状を持った応募者が来社することがあります)
  • 自社サイトの採用ページ、応募フォーム
  • 無料の求人掲載枠、求人検索サイトへの自動掲載
  • スカウト媒体の過去の送信分への返信
  • 会社のSNSアカウントに残る募集告知

自社ページと無料掲載の扱いは自社の採用ページと無料掲載が放置されているときで手順を分けて書いています。有料媒体を止めた日のうちに、この一覧を紙に書き出して1つずつ潰しておくと、後から「応募が届いていたのに誰も見ていなかった」という事故を避けやすくなります。

止める前に必ず確認してほしい2点

ひとつは、選考が途中で止まっている応募者がいないかです。掲載を削除すると媒体のメッセージ機能が使えなくなり、連絡手段を失うことがあります。先に応募一覧を出して、面接待ち・結果待ちの人を洗い出してください。伝え方は募集を一時停止するとき、選考中の応募者にどう伝えるかにまとめています。

もうひとつは、停止の操作をした日・媒体名・操作した人・再開時にやることを1行ずつメモに残すことです。採用が再開するのは数ヶ月後になることが多く、そのとき担当しているのは今これを読んでいる人とは限りません。「どの媒体を、いつ、どういう理由で止めたか」が残っていないと、再開時にもう一度ゼロから契約を洗い直すことになります。

止める判断の先に、再開の段取りを置く

掲載を止めるのは、採用をやめる決定ではなく、対応できない期間の損失を抑える一時的な措置です。止めた後に何も動かさない期間が延びるほど、再開は「元に戻す」作業から「作り直す」作業に変わっていきます。

当社の「採用担当引き継ぎ代行」は、止まった求人活動の復旧、後任の採用担当の採用、引き継ぎと業務改善までを4ヶ月で請け負うサービスです。後任は採用担当の経験者でなくて構いません。当社が実務を回しながら育てて引き継ぎます。復旧だけの2ヶ月プラン(80万円・税別)もあり、標準プランは4ヶ月200万円(税別・広告費込み・分割可)です。進め方は採用担当引き継ぎ代行、費用の内訳は料金プランをご覧ください。

どの媒体をどう止めるべきかの判断を含む「採用ストップ診断」(媒体アカウント・契約・進行中の応募者の棚卸し)までは無料で行っています。ご相談はLINE公式から受け付けています。

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