採用担当が退職して止まった採用の復旧・後任の採用・引き継ぎを代行します(中途採用専門・全国対応)

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採用担当が不在の間、応募窓口を1日でつくる手順

採用担当が退職した翌日も、求人は掲載されたままで、応募は届きます。届いた応募が誰の目にも触れないまま溜まり、電話が鳴っても受付が取り次ぐ先を持たない。この「宙に浮いた状態」は、後任が決まるまで待ってくれません。

一方で、退職直後に選考を元通りに動かそうとすると、面接官の確保も評価基準の共有も間に合わず、結局どこかで止まります。先にやるべきなのは、選考の再開ではなく受け皿を置くことです。応募と問い合わせを取りこぼさない状態だけなら、1日で作れることが多い。この記事では、その4つの作業を順番に説明します。

なぜ「完璧な選考再開」より受け皿が先なのか

応募者から見ると、会社の社内事情は見えません。見えるのは「応募したのに反応がない」という事実だけです。反応がない期間が延びるほど、他社の選考が先に進み、連絡がついたときには既に別の会社で話が進んでいる、という状態になりやすい。応募者側で何が起きるかは求人を止めている間に、応募者はどうなるのかで整理しています。

受け皿は、選考を進める仕組みではありません。「届いたことを確認し、いつ連絡が来るかを伝え、記録に残す」だけの仕組みです。判断を伴わないので、採用の経験がない人でも当日から回せます。

1日でつくる4つの受け皿

受け皿やること目安時間担当
メールの転送媒体・問い合わせフォームの通知先を代表アドレスへ30分〜半日情報システム/総務
自動返信受領の連絡と次の連絡時期を返す文面を設定1時間総務/管理部門
電話の一次受け受付の取次ぎ先と伝言メモの項目を決める30分受付・総務
当番割り1日2回、受信箱を確認する担当を決める30分部門長

所要時間は目安です。管理画面にログインできない場合は、ここに数日かかることがあります。

1. 通知メールの届き先を代表アドレスに切り替える

多くの会社で、求人媒体の応募通知は前任者の個人アドレスに届いています。まず、退職者のメールアカウントをすぐに削除しないでください。削除すると、通知そのものが消え、媒体側のパスワード再設定メールも受け取れなくなります。

当日中にやることは3つです。退職者アドレス宛のメールを代表アドレスへ自動転送する設定、媒体管理画面での通知先アドレスの変更、採用ページの問い合わせフォームの送信先変更。管理画面に入れず通知先を変えられない場合は、まず転送設定だけで受け皿を作り、ログインの復旧は並行して進めます。手順は求人媒体の管理画面に入れないときの確認手順にまとめています。

代表アドレスは、個人ではなく複数人が見られるものにしてください。一人に寄せると、同じ問題が休暇のたびに再発します。

2. 自動返信を置く。ただし書く内容を選ぶ

自動返信は、応募者に「届いている」と伝えるための最小限の仕組みです。ここで内容を欲張ると、後で守れない約束になります。書いてよいことと、事故りやすい表現を分けます。

書いてよい書くと事故りやすい
応募を受け付けた事実「〇日以内に必ずご連絡します」など、守れる保証のない期限
次の連絡までの目安(「1週間程度」など幅を持たせる)「担当者の退職により」など社内事情の説明
問い合わせ先のアドレス(個人名ではなく窓口名)「結果は追ってご連絡します」(選考結果と誤解される)
応募書類の取り扱いについての一文「ご連絡がない場合は見送りとさせていただきます」
会社名・部署名の署名募集終了や中断をにおわせる曖昧な表現

「担当者が退職したため対応が遅れております」と正直に書きたくなりますが、応募者にとっては「この会社は今、混乱している」という情報にしかなりません。目安の期間を示し、その期間内に一次連絡を入れることのほうが信頼につながります。返信の速さが選考にどう効くかは応募者への返信速度が採用結果をどう変えるかで扱っています。

3. 電話の一次受けを決める

求人票や採用ページに代表電話を載せている場合、応募者や媒体の営業から電話が入ります。受付が「採用担当は退職しました」と答えてしまうと、その場で募集終了と受け取られることがあります。

決めるのは2つだけです。ひとつは取次ぎ先(当面は総務部長など、判断できる人ひとり)。もうひとつは、取次げないときの伝言メモの項目です。名前、連絡先、応募した職種、応募した媒体と時期、折り返しの希望時間帯。この5つが揃っていれば、後から追いかけられます。

受付には「担当が変わり、引き継ぎ中です。折り返しご連絡します」という一文だけ共有しておくと、答えに詰まりにくくなります。

4. 社内の当番を割る

代表アドレスは、誰かが見なければ受信箱に溜まるだけです。1日2回、朝と夕方に受信箱を開く当番を決めます。当番の仕事は、新着応募を一覧に転記すること、緊急のもの(面接日程が翌日など)を部門長に上げること、この2つに限定します。合否の判断はさせません。

兼任で回せる範囲には限界があるため、当番はあくまで暫定です。どこまでが兼任の限界かは総務兼任で採用を回す限界はどこにあるかを参照してください。

初日にやらないほうがよいこと

受け皿づくりと同時に手を出すと崩れやすいものがあります。選考基準の変更、求人原稿の作り直し、掲載の停止判断、内定者への連絡方針の変更。いずれも判断が必要で、前任者が持っていた前提を知らないまま動かすと、後で戻せなくなります。

特に掲載の停止は、費用を止めたい気持ちから急ぎがちですが、契約期間や自動更新の条件を確認してからにしてください。棚卸しの手順は退職直後の全体像とあわせて採用担当が退職した直後にやるべき7つのこと(優先順位つき)にまとめています。

受け皿の次に来るもの

受け皿は、時間を買うための仕組みです。買った時間で決めるのは、誰が採用を引き継ぐかという体制の話になります。社内で当番を続けるのか、後任を採るのか、外部に一部を出すのか。ここは1日では決められませんし、決めない状態のまま当番を数ヶ月続けると、当番役の本来業務のほうが崩れていきます。

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